雷雨の中を
「キャッキャ」と笑いながら
自転車で走り去るフランス娘二人。
山村によく登場する外国人達
「一体そこはひょっとして国際都市なのか?」等々
想像を巡らしておられる方達の為に
少しの説明をしよう。
このブログに脇役として時々登場する
京都在住のアメリカ人チャック。
チャックの自然農法 有機栽培の畑を
助けるために滞在しているのが彼らだ。
畑の野菜の世話をする代わりに
ご飯と宿が提供される。
簡単に言えばこうでWorkawayと言うシステム。
色々な国のバックパッカーの若者達が
この山奥の小さなチャックの小屋に集う。
短くて1週間 長くて3ヶ月。
まるで発展途上国の様な生活に
ギブアップする事も無い。
この村を離れる時には
身綺麗なこざっぱりとした服にワークブーツ
デイパックとiPhoneを持って
車の窓から元気に手を振って帰って行く。
そして
自分の国に帰れば
又学生生活に戻ったり
仕事に復帰したりする。
京都から関東までヒッチハイクで行った
小柄なフランス人の20才の女の子。
一年間のビザを持ち日本の北から南まで旅した。
どの子もこの子も皆本当に逞しい。
うちにもよく出入りをし
帰る時には目を潤ませて別れを言いに来る。
「おお、そうかい、そうかい」
チャックの小屋の風呂場には
いつも大きなムカデが20匹。
それに耐えての山村生活だったものね。