真夏の山道の運転は
本当に気を使う。
じりじりと熱された道路に
真横に一文字に横たわる蛇。
薄暗くなりかけた道路を
ピョンピョンと横切る
何十匹の蛙。
こんな情景に出くわした人は
どうするのか。
息をするのも苦しい様なある日。
水生植物園そばの琵琶湖畔には
人っ子一人いない。
西には湖西の山並み
東は湖東の平野が霞んで見える。
この日の琵琶湖は波も立たず
暑さでぐったりとしている。
人も動物も
そして琵琶湖さえも疲れてしまう
体温より高い気温の日々。