ナガオさんの家の前は
良質の薪が壁の様に積まれている。
薪を集めるために
軽トラのダンプを持っている。
いつも綺麗に洗われた可愛い軽トラダンプ。
ナガオさんの薪ストーブは自作手作りだ。
「一度見に来てよ」と言われたが
いつもその前を素通りしてしまう。
「他意はないんですよ。ホント」
6月に入っても雨の夜は寒い。
ストーブに薪を焼べ
上に載せたやかんは
音をたてて機嫌がいい。
ほかほかと気持ちのいい小屋の中。
今日
ナガオさんの家の煙突に
昼間から煙が出ていた。
寒がりのナガオさん。