「マムシの心臓を9回食べた」
と話すのは90歳のオチヨさん。
山の中へスタコラを入り
ワラビや栃の実を採る。
家族の朝食の準備をし
洗濯機を回し
その後午前中に
サツマイモの苗を200本植える。
マムシを捕まえて
ピッと裂き
心臓をパクっ。
だから元気なんだと。
79歳のタイチさん。
10代の頃マムシに噛まれた。
近所の鍼灸の名人のお爺に
木の葉っぱを足全体に貼ってもらい治った。
「マムシは叩けばすぐに死ぬ」と言うのは
80は過ぎているエミさん。
頭をポンポン叩いた後ナタで切り
庭石の上に置いておく。
「とんびがすぐに持って行くで」だそうな。
村の診療所の32歳のやる気満々の男のお医者さん。
蜂に刺された時の
アナフィラキシーショックの話をしにやって来た。
村のかつての娘達が披露する
この村では現代医学を超える民間療法や東洋医学が
まだまだ存在しているんですよ、先生。
ほら
周りを見渡しても
薬草だらけ。