夏に漬けた梅干しを大きなホウロウの容器から瓶に移し替える。
紫蘇の紅色が鮮やかな梅干し。今年も上手く出来た。最近の減塩梅干しと違って、私の漬ける梅干しは塩たっぷりの昔ながらのものだ。私の塩たっぷりの梅干しは、おにぎりにしたり、お茶漬けにしたりすると真価を発揮する。ご飯が甘く感じられるのだ。
炊きたての熱々のご飯に梅干しを入れ海苔を巻いたおにぎり。これに勝る食べ物があるだろうかと思うほどおいしい。
10月の終わり頃から薪ストーブを使い始めた。街より少し標高の高いここらは朝晩息が白くなる。
薪ストーブを使い始めると窓ガラスの内側がすぐに汚れる。ピカピカに窓ガラスを磨く。気持ちまですっきりする。
その窓に冬用のカーテンを吊るす。夏用のカーテンを洗って袋にいれてしまう。
たったこれだけの事だが半日を費やした。
「よく晴れた日に小屋に塗料を塗らなくては」と思いつつ何日も過ぎた。
雨の日も,風の日も私達を守ってくれている小さな小屋。放ったらかしでごめんね。雪が降るまでのお天気の日、必ず綺麗に塗って喜んでもらおう。
外はすでに暗く冷たい風が吹いているけれど、この小さな小屋の中は、ストーブの中で薪がチロチロと燃え暖かい。