本当に暑い8月が過ぎ、今はもう9月の半ばだ。
「アトリエ便り」を一ヶ月以上もご無沙汰してしまった。
遅々とした歩みの「アトリエ便り」を、それでも、たまに訪問して下さる方にお詫びを申し上げます。
さて、私にとっての今年の八月はとんでもない月だった。
この朽木でさえも息苦しいような暑さと湿度の日々、陶房展の準備でいつもより少しは忙しくしていた私は、2回も高島市立病院の救急外来でお世話になった。
まず、8月の初め、朝6時過ぎ。
冷たい空気と朝露の気持ちのいい時間に、寝ぼけ眼でトマトの葉っぱをちぎっていた私は、左手首上を思いっきりスズメバチに刺された。
その時の私の慌てぶりは,どうぞ自由にご想像下さい。
そして、8月の下旬。
何日も腹痛と腰痛が続いた。何故何日も痛みが続くのか?
。原因は何となく思い当たった。あちらこちらから頂く夏野菜。腐らせてはもったいないと、毎食、毎食、ない知恵をしぼって野菜料理を作り、二人で馬や牛の様に食べた。
お腹が痛くなるほど食べなくても適度に食べて、野菜が古くなれば仕方ない、下さった方には申し訳ないが,捨てればいいのだと学習した。
九月に入って肌寒い様な日が続いたかと思うと、又、蒸し暑さがぶり返して安定しない毎日だ。
3年前に村の奥さんから頂いたシュウメイギクが、今年は茎も太く逞しくなり沢山の蕾をつけている。金茶色のススキの穂も揺れ、田んぼの稲は明るい黄色の粒々を一杯つけ下を向いて垂れている。
群れて飛んでいた赤とんぼは、いつの間にか姿を隠して見えなくなった。